
ついに史子さんもクイーンズコミックかー。
りぼん、クッキー、コーラス…となんだかんだ歳月が過ぎて行ったんだなぁ、としみじみしてしまうよ…ふぅ。
さて、この本は短編を3作品収録してあります。
『積極』
妻に先立たれた老人教授と、その助手を務めている女子大生との切ない恋愛物語。
プラトニックで甘くて苦い。
最後はきゅ〜ぅってなります。
じわりと胸の奥が熱くなる。
昔の作風からは想像出来ない話だよなぁ。
まあ対象年齢が上がったから当然なんだろうけど。
『スパイラル ホリディ』
私は今回これが一番好き!
何かこれはこれで新手だったよ。
ショートショートの映画みたいな作品。
一組のカップルの結婚パーティー当日の出来事をそれを取り巻く人々の人間模様を絡めてノン・ストップで描き上げられてます。
合間の笑い要素も面白かったし、軽快なテンポで話が展開して最後はキレイにバシッと決まるので読んでいて気持ちがよかった!
私自身が去年、友達が子供を産んで母になり、もうひとりの友達も今年、結婚予定という状況で、この話の世界が妙にリアルというか身近に感じたね。
特にこの話の中のキャラの「珠々子」が一番、私と立場が近いかな〜とか思いながら楽しんで読めましたw
『風の道』
作中にも登場する「時をかける少女」的な恋愛物語。
史子さんお得意の不器用すぎる男の子女の子の恋愛模様にファンタジー要素を混ぜてみました!って作品です。
途中の伏線が最後に一致するという展開に「おお!」っと思った。
こんな作品も描くんだなー、と。
史子さんも大御所だし当然なんだろうけど、特に最近は物語の趣向が凝ってる気がします。
昔のシンプルな恋愛物語も大好きなんだけど、これはこれで新鮮で面白い。
そして毎度恒例の『告白物語』(あとがき漫画)
オートロックの恐ろしさが勉強になった漫画でした(笑)
ホテルでありがちな騒動だけど自宅でやっちゃうと更に悲惨…そんな感じの話です。